aoi3blogの日記

アラサーの資格取得までの道のり

第2章 人体構造・機能論 3/4

⦅消化器の構造と機能⦆

【食道】

食道

・食物の通過と輸送で消化と吸収機能はない。
・食物は入口部の括約筋の弛緩で嚥下され 横隔膜の食道裂孔に達し、下部食道括約筋の弛緩によって胃内に流入する。

【胃と十二指腸】

・胃は噴門で食道に、で十二指腸に接続している。
『食道がら胃へ噴出噴門。胃の奥深い幽門』
円柱上皮でおおわれ、固有層の中に噴門腺、胃底腺、幽門腺があり胃液を分泌する。
●噴門腺:噴門近くにあり粘膜細胞が存在している。
●胃底腺
・主細胞:ペプチノーゲン分泌
・壁細胞:塩酸分泌
・副細胞:粘液分泌
●幽門腺:アルカリ性の粘液、ガストリン分泌

十二指腸

・十二指腸は腹腔後壁に付着し固定
腸間膜は持たず下行部の内面に乳頭が隆起し総胆管膵管が合流

胃と十二指腸

●中和
・胃壁から消化作用の胃液が分泌→十二指腸からアルカリ性の粘液分泌し、胃酸を中和する。
●胃・十二指腸の機能
・胃液と胃・十二指腸壁運動による消化作用
・胃酸の分泌による有害物質の食物の体内侵入の防御

【小腸・大腸】

小腸・大腸

●小腸
・十二指腸〜回盲弁:全長6.5m〜7mある腹腔内臓器
腸間膜に全て支持
空腸:短いけど太い、はじめから2/5、輪状ヒダ(ケルクリング)が発達している。
回腸:3/5
・空腸>回腸
・機能:消化と吸収
・小腸管内の消化は、膵液からの消化酵素と胆汁中の胆汁酸とで行われれる。
・炭水化物(糖類)→アミラーゼオリゴ糖,マルトースマルターゼ→単糖類
蛋白質ペプシン,トリプシン→ペプチド,アミノ酸
中性脂肪リパーゼ→遊離脂肪酸,モノグリセド→胆汁酸塩→複合ミセルを形成し吸収

●大腸 身長くらい
・回盲弁〜肛門1.7m管腔臓器
・結腸、盲腸、直腸に分けられる。


結腸
上行横行下行S状 と分かれる
・上行・下行結腸:後腹膜に固定
・横行・S状結腸:結腸間膜あるが固定されておらず 可動性大
・外側表面3本の直腸ヒモがある
・分節状にくびれて結腸膨起を形成
・隆起部と狭窄部によって分節状にくびれている。
盲腸
・回盲弁より下方で盲端に終わる。
・長さ5cmで、盲端には小指大の突起である虫垂がある。
直腸
・腹膜から出て肛門に至る腸
・S状部、上部、下部直腸、肛門部に区分される。

●小腸と大腸
・消化管内では約5,000〜8,000mL/日の水分が消化液として分泌される。
・食物や飲料水として摂取された水分を含めての水分吸収は、 小腸で95%、大腸で4%、残りの1%が糞便中に排泄される。
・小腸,大腸には乳酸を産出する腸球菌乳酸桿菌があり雑菌や病原菌の発育を阻止している。
・ビタミン[TEX:K_2]、ビタミンB_12が回腸で大腸菌により合成吸収される。
肝腸循環:腸内細菌の働きにより、ビリルビンが還元されてウロビリノーゲンとなり、約1%が再吸収され、胆汁酸塩は分解されて胆汁酸になり再吸収される。


【肝臓】

・門脈は腸管系の血液を集めて肝臓に送る静脈
・食堂の一部、胃、小腸、大腸などの腸管が吸収した水分や成分を肝臓に送り込んで解毒、再合成して体循環に持っていく。
・食べたもの、飲んだものを身体に取り入れる仕組みの中でパイプの役割を果たしている。
・肝臓は人体最大の臓器
・重さは約1,200g
・下大静脈と胆嚢底を結んだカントリー線という架空の線で、右葉と左様に分けられる。
・内部の血管系・胆管系の分布域から、

右葉 区域(上下) 区域(上下)
左葉 側区域(上下) 側区域


・動脈系・門脈系の両方で支配されている。

【胆嚢】

・一部が肝臓の下面に固定
・長さ約8cm
・容積約70mL
・ナス型の袋で胆管と繋がっている。
・肝臓で作られたあ胆汁は、一時胆嚢に蓄えられ、水分と塩類が吸収され濃いb胆汁となる。
・十二指腸に食物が入ると胆嚢が収縮し胆汁を排出する。
・b胆汁は主に脂肪を分解する。

膵臓

・胃の後側の後腹膜腔に横走行する消化器官で、膵部、膵部、膵部に分けられる。
・膵頭部は十二指腸に接している。
ファーター乳頭:膵内を走行する主膵管は、膵内を通る総胆管と合流し、十二指腸下行脚内側に開口している。
・外分泌機能:蛋白質分解酵素などを含む膵液を主膵管からファーター乳頭を通して十二指腸に分泌する。
・内分泌機能:ランゲルハンス島と呼ばれる細胞群が膵内に散在し、この中のα細胞グルカゴン(血糖上昇)をβ細胞インスリン(血糖低下)などのホルモンを血中に分泌する。


【腹膜】

・腹腔ないの内面と腹部臓器の外表を覆う、ひとつながりの弾性繊維に富む結合組織性の漿膜である。
・臓器保護作用、吸収能、滲出と濾出の機能、癒着能(傷修復)、知覚能(痛み)を持っている。